ゲーム好きおじさん大歓喜の、スーパーマリオRPGリメイク! 数あるリメイクの中でも随一の出来である

スーパーマリオロールプレイングゲームといえば、マリオ&ルイージRPGとかペーパーマリオシリーズを思い出す人が多いと思う。

 

しかし、おじさんと同年代の人たちならば、マリオでRPGといえばスーパーマリオRPGだと答える人が多いだろう。

 

実際、おじさんもまずスーパーマリオRPGを思い出す。 次いでペーパーマリオだ。残念ながらマリオ&ルイージRPGは遊んだことがない。

 

初めてスーパーマリオRPGを遊んだときは、多くの感動があったものだ。 マロやジーノといった特徴的な新キャラクターを見たときはワクワクした。

 

まさかのクッパやピーチが仲間になったときの興奮も、いまだに覚えている。

 

当時のスーパーファミコン用ソフトの中でも抜きんでていたグラフィックもまた、感動に拍車をかけていたのだろう。 

 

ゲーム性もまた特徴的で、RPGながらタイミングよくボタンを押すことで攻撃威力が上がったり、被ダメージを減少させられたりといったコマンドアクション要素があった。

 

そんなスーパーマリオRPGが、まさかのリメイク。 当然ながら、おじさんも買った。 そして遊んだ。 のめりこむように。

 

起動して最初の感動は、新しく美麗になりながらもしっかりと再現されたムービーやイベント。 ピーチがいつも通りさらわれ、ふよふよとクッパクラウンと共にクッパ城へと連れこまれていくシーンを見ただけで、心がワクワクした。

 

ゲームの記憶が深く心に刻まれていたようで、ストーリーの展開はバッチリ覚えていたし、出現する敵の種類もほぼほぼ記憶していた。

 

リメイクに際して色いろと調整が入ったようで、戦闘システムの基本は据え置きながらコマンドがやりやすいように改良されていたり、入口に戻らなくてもマップから離脱できるようになったりと、かなり遊びやすくなっていた。

 

遊んでいて最も感動したのは、オプションの項目にBGMの切り替えがあったことだ。

 

リメイクに際してアレンジが施されたリメイク版BGMと、オリジナル版のBGMが切り替え可能となっているのを発見したときは、小さく、うおぉと声がでてしまった。 さすがは任天堂。 頭が下がる。

 

リメイク作品を遊ぶのは、過去にオリジナル版を遊んでいた人が多い。 こんなふうにオリジナル版の要素を混ぜこんでくれると、当時遊んでいた人たちは狂喜乱舞するのだ。 もちろんおじさんも。

 

テンションが上がったおじさんは、興奮冷めやらぬままにクリアまで遊びきった。 リメイク版BGMのまま。 ……テンションが上がったとて、別にそれを選ぶとは限らないのだ。

 

クリア後もいくつか追加要素がある。 詳細は書かないが、ざっくり言えばボスラッシュ的なものだ。

 

全体的にみて、かなりクオリティの高いリメイクになっているように思えた。 過去にオリジナル版を遊んだことがある人には、是非とも遊んでほしい作品である。

 

唯一マイナス点があるとすれば、ゲーム全体のボリュームの少なさが挙げられるが、これはそもそもオリジナル版からそうだったので、致し方ないことといえるだろう。